TERM — GRADE / TEA
BOPF
ブロークンオレンジペコーファニングス / BROKEN ORANGE PEKOE FANNINGS / BOPファニングス
BOPよりさらに細かく砕いた紅茶の等級で、Dustのすぐ上に位置する。ティーバッグ用途で使われることが多い。
事実
| 事実 | 出典 | 階層 |
|---|---|---|
| BOPF(Broken Orange Pekoe Fannings)はBOPより小さく、Dustよりわずかに大きい砕葉で、スリランカ・インドネシア・ネパール・南インド・ケニア・モザンビーク・バングラデシュ・中国で主力の等級とされる | en.wikipedia.org | L2 |
| 紅茶の等級は、乾燥後の茶葉を目開きの異なる複数段のふるい(メッシュ8〜30番手)に通し、どの網を抜けるかで機械的に決まるとされる | en.wikipedia.org | L2 |
| BOP(Broken Orange Pekoe)は小さく砕けた葉で、BOPFより大きい中程度の砕葉とされる | teasrilanka.org | L2 |
| Dustはふるい分けの後に残る最も細かい粒子で、等級の中で最小とされる | teasrilanka.org | L2 |
| Fanningsは Dustよりわずかに大きい細片で、主にティーバッグに使われるとされる | teasrilanka.org | L2 |
| 葉の大きさが小さくなるほど表面積が増え、抽出が速く濃く出るとされる | paperandtea.com | L3 |
| 抽出時間の目安として、粒の細かいDustは1〜2分ほどで十分な濃さになるとされ、粒径と抽出時間は反比例する関係にあるとされる | srilanka-spirit.com | L3 |
| スリランカの標高区分はHigh Grown(1,200m超)・Medium Grown(600〜1,200m)・Low Grown(海抜〜600m)に分かれるとされる | teasrilanka.org | L2 |
| 商業表記では標高区分と等級を組み合わせる例があり、「High-grown BOPF」がディンブラ・ウバ・ヌワラエリヤ産の高標高BOPFを指す表記として使われるとされる | srilanka-spirit.com | L3 |
百科
BOPとの違い
BOPFは階段状の等級のうち、BOPよりもさらに細かく砕けた粒の等級です。BOPが中程度の大きさの砕葉であるのに対し、BOPFはそのすぐ下、Dustのすぐ上に位置する細かい砕葉で、粒の大きさで見るとBOPとDustのほぼ中間にあたります。名前の末尾の「F」はFannings(ファニングス)を意味し、BOPよりさらにふるいの目を細かくして選り分けた画分であることを示しています。BOPとBOPFは見た目の粒の大きさで区別され、どちらも茶葉を砕く工程を経た等級である点は共通しています。
ふるい分けの位置づけ
紅茶の等級は乾燥後の茶葉を目開きの異なる複数段のふるいに通して振り分けて決まる仕組みで、BOPFもこの一連のふるい分けの中で得られる区分のひとつです。ふるいのメッシュはおおむね8番手から30番手までの範囲が使われ、BOPより目の細かい網を通り、Dustより目の粗い網に残る画分がBOPFにあたります。この機械的な選別の仕組み自体はBOPと変わらず、どの段のふるいで止まるかだけがBOPとBOPFを分けています。
ティーバッグ用途
茶葉は細かく砕けるほど表面積が広がり、抽出が速く濃く出ます。BOPFはBOPよりさらに細かいため抽出はいっそう速く、Fannings・Dustに近い性質を持ちます。この抽出の速さから、BOPFはティーバッグの原料として使われることが多い等級とされ、リーフのまま急須で淹れるBOPよりも、短時間で濃い水色を求める用途に向いた等級として扱われることが多くなります。
産地の偏り
BOPFはスリランカだけでなく、インドネシア・ネパール・南インド・ケニア・モザンビーク・バングラデシュ・中国など、複数の産地で主力の等級として使われているとされます。BOPが特にスリランカの商品名で目立つ表記であるのに対し、BOPFはより広い産地の商品で見られる表記で、砕葉系の中でも国際的に使われる頻度が高い等級のひとつとされます。
標高区分との組み合わせ
スリランカの紅茶はHigh Grown(1,200m超)・Medium Grown(600〜1,200m)・Low Grown(海抜〜600m)の標高区分を持ち、この区分とBOPFを組み合わせた「High-grown BOPF」という表記が、ディンブラ・ウバ・ヌワラエリヤ産の高標高BOPFを指す言い方として使われます。同じBOPFでも、どの標高帯の茶園で作られたかによって、商品名に添えられる情報が変わってきます。
似た表記との関係
商品名には「FBOPF」のように頭に語が足された表記や、「BOPF-SPECIAL」のように後ろに語が続く表記も見られます。いずれも基本の等級としてはBOPFの系統に含まれる表記で、頭や末尾に付く語は、その等級の中でのランクや商品としての呼び名を示すために店や茶園が加えているものです。
国内での流通
国内の茶葉ECで観測されるBOPFの銘柄数・店舗数・価格の分布は、下の観測の節に自動で出ます。
買い方の手引き
商品名での書かれ方
「セイロン ヌワラエリヤ / ○○茶園 / BOPF」のように書かれるほか、「FBOPF」のように頭に語が付く表記もあります。観測所ではこうした表記もBOPFとしてまとめて扱っています。
内容量と価格の見方
BOPFはBOPよりさらに細かい分、同じ産地・茶園でもBOPより単価がやや下がる傾向があります。内容量は100g前後のパックが多く、100g換算で比べるのが目安になります。
ボードでの比べ方
紅茶価格ボードは産地×茶園×収穫期の単位で店をまたいで比べており、セット・ティーバッグ・ブレンド商品は比較の対象にしていません。ティーバッグそのものの商品も比較の対象外です。
観測
コピチャ観測所が公開情報から機械収集した商品のうち、この項目に一致するもの。価格は在庫ありの行の最安 100g 換算。