品種図鑑
品種を単体でなく系統のつながりで記録する図鑑です。各品種は親品種・派生品種とリンクし、コピチャ観測所の観測データから「いま市場で流通しているか」も表示されます。
コーヒー品種(14品種)
- SL28
ケニアコーヒーの代名詞。カシスのような酸で世界のファンを魅了する選抜品種。
系統: ブルボン から
- SL34
SL28 と並ぶケニアの主力選抜品種。系統の由来は近年の遺伝解析で見直されつつある。
- エチオピア在来種
アラビカの遺伝的多様性の宝庫。イルガチェフェ等のフローラルな個性はこの多様性に由来する。
派生: ゲイシャ
- カスティージョ
コロンビアのさび病対策の切り札。国策として普及した耐病性品種。
系統: カトゥーラ × ティモールハイブリッド から
- カトゥアイ
ブラジル生まれの計画育種品種。中南米全域で栽培される現代の定番。
系統: ムンドノーボ × カトゥーラ から
- カトゥーラ
「小さいブルボン」。省スペース・多収で中米コーヒー産業の主力となった変異種。
系統: ブルボン から / 派生: カスティージョ、カトゥアイ
- ゲイシャ
スペシャルティコーヒーの頂点に君臨する品種。オークション価格の世界記録を塗り替え続けている。
系統: エチオピア在来種 から
- ティピカ
世界のアラビカ栽培品種の二大源流のひとつ。多くの品種がティピカの変異・交配から生まれた。
派生: マラゴジッペ、ムンドノーボ
- ティモールハイブリッド
さび病耐性をアラビカにもたらした歴史的な種間交雑。現代の耐病性品種の共通祖先。
派生: カスティージョ
- パカス
エルサルバドル生まれのブルボン矮性変異。パカマラの片親として知られる。
系統: ブルボン から / 派生: パカマラ
- パカマラ
エルサルバドルの育種が生んだ大粒・高個性品種。カップ・オブ・エクセレンスの常連。
系統: パカス × マラゴジッペ から
- ブルボン
ティピカと並ぶアラビカの二大源流。中南米・東アフリカの多くの品種の親にあたる。
派生: SL28、カトゥーラ、パカス、ムンドノーボ
- マラゴジッペ
世界最大級の豆をつけるティピカ変異種。パカマラの親として現代につながる。
系統: ティピカ から / 派生: パカマラ
- ムンドノーボ
ティピカとブルボンの「いいとこ取り」自然交雑種。ブラジルの量産を支える屋台骨。
系統: ティピカ × ブルボン から / 派生: カトゥアイ
茶の栽培品種(8品種)
- あさつゆ
「天然玉露」の異名を持つ旨み系品種。さえみどりの親としても重要。
派生: さえみどり、つゆひかり
- おくみどり
収穫期分散の切り札となる晩生品種。抹茶原料としても評価が高い。
系統: やぶきた から
- さえみどり
やぶきたとあさつゆの良さを併せ持つ旨み系エリート。九州の高級茶の主力。
系統: やぶきた × あさつゆ から
- つゆひかり
静岡生まれの新世代旨み系品種。あさつゆの系譜を受け継ぐ。
系統: あさつゆ から
- べにふうき
和紅茶の代表品種。緑茶では機能性成分でも注目される二刀流。
系統: べにほまれ から
- べにほまれ
日本の紅茶用品種第1号。べにふうきの親として和紅茶の系譜の起点にある。
派生: べにふうき
- やぶきた
日本茶の代名詞。全国の茶園の大半を占める圧倒的な基幹品種。
派生: おくみどり、さえみどり
- 青心烏龍
台湾高山茶の看板品種。凍頂烏龍・阿里山・梨山の香りの正体。