ENCYCLOPEDIA — VARIETIES & CULTIVARS
品種図鑑
品種を単体でなく系統のつながりで記録する図鑑です。各品種は親品種・派生品種とリンクし、コピチャ観測所の観測データから「いま市場で流通しているか」も表示されます。
コーヒー品種
21 VARIETIESJARC 74系選抜エチオピア在来系統(landrace)に位置づけられる選抜系統。系統: エチオピア在来種 からSL281935年にケニアのスコット農業研究所が選抜した品種。World Coffee Research はブルボン系統に分類している。系統: ブルボン からSL341930年代後半にケニアのスコット農業研究所が選抜した品種。主にケニアで見られる。かつてブルボン系とされたが、遺伝子検査でティピカ系に属する。イエローブルボンブラジルのカンピーナス農業研究所(IAC)が1930年代に選抜した、黄色い果実をつけるブルボン。ブラジルのほとんどの生産地域で栽培され、商用登録された系統が7つある。系統: ブルボン からエチオピア在来種エチオピア在来系統(landrace)の業界での通称。推定で6,000から1万種の野生・半野生品種が存在するとされる。派生: JARC 74系選抜、クルメ、ゲイシャカスティージョコロンビアの「コロンビア・シン・ロヤ」事業で2012年までに更新された23万4千haのうち、9割超を占めた品種。系統: カトゥーラ × ティモールハイブリッド からカトゥアイブラジルのIACがムンドノーボとカトゥーラを交配して育成した品種。ブラジル・ホンジュラス・コスタリカ・グアテマラで栽培される。系統: ムンドノーボ × カトゥーラ からカトゥーラブルボンの自然突然変異で生じた品種。ブラジルでは正式に公開されなかったが、中米では一般的な品種になった。系統: ブルボン から / 派生: カスティージョ、カトゥアイクルメエチオピア南部のイルガチェフェ・グジ・ゲデオ・シダモ地方などで知られる在来品種の名前とされる。系統: エチオピア在来種 からゲイシャ1930年代にエチオピアの森で採集された個体に由来し、パナマで栽培が広がった品種。「ゲイシャ」の名は、遺伝的に異なる植物型にも使われる。系統: エチオピア在来種 からシドラ主にエクアドルのピチンチャ県の生産者と結びつけられる品種。固定された遺伝型・形態の基準が無く、Sidra として買った種子由来の木には遺伝的に別の系統が含まれていた。ジャバ19世紀初めにオランダ人がエチオピアからジャワ島へ持ち込んだ品種で、エチオピア在来集団 Abysinia からの選抜と分かっている。名はジャワ島への導入に由来し、産地のジャワ(インドネシア)の豆とは別のもの。チロソコロンビア中央アンデス地域のウラオに固有の3変種(Caturra Chiroso・Bourbon Chiroso・Chiroso)からなる群とされる。葉緑体ゲノムは2024年に初めて組み立てられ、東部エチオピア由来の品種とティピカ・ブルボン・カトゥーラの双方に近縁な単系統をなした。ティピカWorld Coffee Research の品種カタログで Bourbon-Typica group 中の Typica 系統に分類される。マラゴジッペはティピカの自然突然変異。派生: マラゴジッペ、ムンドノーボティモールハイブリッドアラビカ種とカネフォラ種の自然交雑に由来する品種。カスティージョの父にあたる。派生: カスティージョパカスエルサルバドルで発見されたブルボンの自然突然変異。パカマラの片親で、もう一方はマラゴジッペ。系統: ブルボン から / 派生: パカマラパカマラエルサルバドルのISICがパカスとマラゴジッペを交配して育成した、豆の大きさが Very Large の品種。系統: パカス × マラゴジッペ からピンクブルボンコロンビアでピンク色の果実をつける木が見つかったとされる品種。遺伝子検査ではブルボンの変異や交配種ではなくエチオピア在来系とされた一方、検査に出された試料にはブルボンやカティモールとの混在があり、名と中身は一致していない。ブルボンWorld Coffee Research の品種カタログで Bourbon-Typica group 中の Bourbon 系統に分類される。カトゥーラとパカスはブルボンの自然突然変異で生じた品種。派生: SL28、イエローブルボン、カトゥーラ、パカス、ムンドノーボマラゴジッペティピカの自然突然変異で、World Coffee Research はティピカ系統に分類している。パカスと交配されてパカマラが育成された。系統: ティピカ から / 派生: パカマラムンドノーボブルボンとティピカの自然交雑に由来する品種。IAC が選抜し、1952年から配布した。系統: ティピカ × ブルボン から / 派生: カトゥアイ
茶の栽培品種
8 CULTIVARSあさつゆ宇治在来種の実生に由来する茶農林2号。「天然玉露」と呼ばれる。派生: さえみどり、つゆひかりおくみどりやぶきたと静岡在来16号の交配から選抜された、茶農林32号の晩生品種。系統: やぶきた からさえみどりやぶきた(母)とあさつゆ(父)の交配で育成された早生品種。系統: やぶきた × あさつゆ からつゆひかり静7132とあさつゆの交配から選抜された、静岡県育成のやや早生品種。系統: あさつゆ からべにふうきべにほまれと枕Cd86の交配で育成された、日本初の紅茶・半発酵茶兼用品種。系統: べにほまれ からべにほまれ多田系の紅茶用品種。べにふうきの母(種子親)。派生: べにふうきやぶきた1908年に静岡県で選抜され、令和6年度の全国の品種構成で64%を占める品種。派生: おくみどり、さえみどり青心烏龍台湾で現在、茶の栽培面積が最も広い品種とされる、中国種の烏龍茶用品種。
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