TERM — GRADE / TEA
OP1
オレンジペコーワン / ORANGE PEKOE ONE / OP-1
全葉(フルリーフ)の紅茶等級のひとつで、OPよりも撚れが強く繊細とされる、砕葉系のBOPとは別系統の等級。
事実
| 事実 | 出典 | 階層 |
|---|---|---|
| OP1(Orange Pekoe One)はOPよりwiry(針状に強く撚れている)とされる長い全葉とされる | teasrilanka.org | L2 |
| OP1はOPより繊細で、細く撚れた長い葉、水色は淡いとされる | en.wikipedia.org | L2 |
| OPA(Orange Pekoe A)は大きくやや開いた葉を含む太くボリュームのある全葉で、OP1より開いた大きい側の等級とされる | teasrilanka.org | L2 |
| OP・OP1・OPAの呼称は主にスリランカ・インドの紅茶、および中国以外の産地で使われるとされる | en.wikipedia.org | L2 |
| インドネシア(ジャワ)でもOPは主力等級とされる一方、「OP Superior(OP sup、OPS)」はインドネシア特有の呼称で、スリランカのOP1とは別の下位区分表記とされる | northern-tea.com | L3 |
| 紅茶の等級には国際的に統一された規格がなく産地・会社ごとに異なるとされ、オレンジペコー方式は英国発祥で欧米に広く定着している一方、台湾・韓国・日本・中国はそれぞれ別の観点で格付けするとされる | tastingtable.com | L2 |
| ISO 11286:2004は粒径分析による茶の等級分類の方法を定めた規格だが、大型の全葉系グレードには適用されないとされる(未確認。検索結果の要約によるもので規格書本文は403で確認できていない) | iso.org | L4 |
| CTCは製法の名称であり、BOP・OP1のような葉の大きさによる等級とは別の分類軸で、CTCで作られた茶葉も乾燥後にふるいにかけてBroken・Fannings・Dust等の粒度表記が付けられるとされる | en.wikipedia.org | L2 |
百科
全葉系の下位区分
OP1(Orange Pekoe One)は、茶葉の形を残したまま仕上げるオーソドックス製法の中でも、砕かずに撚っただけの全葉(フルリーフ)系統に属する等級です。基準となるOP(Orange Pekoe)よりもwiry(針状に強く撚れている)とされる、細く長い葉で、水色は淡いと説明されます。砕葉系のBOPとは、そもそも茶葉を砕くかどうかという段階で分かれる、別の系統の等級で、同じ「等級記号」という言葉でくくられていても、成り立ちの違う2つの分類軸だということになります。末尾の数字の「1」は、その等級区分の中での上位を示す記号として使われているとされます。
OP・OP1・OPAの違い
全葉系の等級は、OPを基準にOP1・OPAという区分が続きます。OP1はOPより繊細で撚れが強い葉、OPAは大きくやや開いた葉を含む、太くボリュームのある葉とされ、OP1より開いて大きい側に位置づけられます。同じ全葉でも、撚れの強さと葉の大きさで細分されている形です。OPを基点に、片方にはより繊細に撚られたOP1、もう片方にはより大きくボリュームのあるOPAが並ぶという、2方向への枝分かれとして理解すると位置づけがつかみやすくなります。
使われる産地
OP・OP1・OPAという呼称は、主にスリランカとインドの紅茶、および中国以外の産地で使われるとされます。インドネシア(ジャワ)でもOPは主力の等級とされますが、その下位区分には「OP Superior(OP sup、OPS)」という別の呼称が使われ、スリランカのOP1とは異なる表記の系統になっています。同じ「OP」という基準の等級名を出発点にしながら、産地によってその先の細分の呼び方が枝分かれしている例のひとつです。
公的な統一規格の不在
紅茶の等級には国際的に統一された規格が無く、産地や会社ごとに基準が異なるとされます。オレンジペコー方式は英国発祥で欧米に広く定着している一方、台湾・韓国・日本・中国はそれぞれ別の観点(香りや摘採時期、色つやなど)で格付けする方式を持つとされます。粒径分析による等級分類を定めたISO 11286:2004という規格もありますが、大型の全葉系グレードには適用されないとされており、この点は規格書本文までは確認できていません。統一規格が無いということは、OP1という表記の厳密な線引きが、産地や茶園によって多少揺れうるということでもあります。
砕葉・製法との違い
BOP・BOPFのような砕葉系の等級は、ふるいにかけて粒の大きさで振り分けられる系統で、全葉系のOP1とは別の階段に属します。またCTC(Crush-Tear-Curl)は等級ではなく製法の名称で、BOP・OP1のような葉の大きさによる等級とは別の分類軸にあります。紅茶の等級記号をひとつの表として並べて見るときは、全葉系(OP・OP1・OPAなど)、砕葉系(BOP・BOPF・Fannings・Dustなど)、そして製法を示すCTCという、性質の異なる3つの軸が混ざっていることを踏まえる必要があります。
国内での流通
国内の茶葉ECで観測されるOP1の銘柄数・店舗数・価格の分布は、下の観測の節に自動で出ます。
買い方の手引き
商品名での書かれ方
「キャンディ ○○茶園 (OP1) 2026年春摘み」のように、茶園名・収穫年とともに等級を括弧書きで添える表記が見られます。
grade の抽出についての注意
観測所の集計は商品名の文字列を長い規格から先に判定する仕組みのため、商品名に「OP1」という文字列が含まれていても、それが「FTGFOP1」「SFTGFOP1」のようなより長い規格の一部であれば、そちらの規格として扱われ、OP1としては集計されません。そのため、商品名に「OP1」を含む商品のうち、実際にOP1として集計されるのは一部にとどまります。件数の少なさはこの仕組みによるもので、OP1という等級自体が珍しいことを必ずしも意味しません。
ボードでの比べ方
紅茶価格ボードは産地×茶園×収穫期の単位で店をまたいで比べており、セット・ティーバッグ・ブレンド商品は比較の対象にしていません。
観測
コピチャ観測所が公開情報から機械収集した商品のうち、この項目に一致するもの。価格は在庫ありの行の最安 100g 換算。