ORIGIN — COUNTRY / TEA

シッキム

SIKKIM / シッキム茶

インド北東部、ヒマラヤの州シッキムの紅茶。州全体が有機と宣言され、茶園は標高 1,000〜2,000m にある。棚では 1 つの茶園の紅茶 2 件が並ぶ。

事実

事実出典階層
シッキムの茶園は標高 1,000〜2,000 m の高さにある。teaboard.gov.inL1
テミ茶園は南シッキムのテミにあり、1969 年にシッキム州政府が設立した、州で最初の茶園である。industries.sikkim.gov.inL1
シッキムのテミ茶園の面積は 176.8 ha で、茶園自身の紹介にそう書かれている。temiteaestate.comL1
シッキムでは 1969 年のテミに続き、2002 年にバルミオク茶園ができた。teaboard.gov.inL1
シッキムの茶園は、Tea Board がテミとバルミオクの 2 園を挙げる一方、州の商工業局の資料はテミを州唯一の茶園とする。teaboard.gov.inL1
シッキム州は 2016 年 1 月に州全体が有機であると宣言された。teaboard.gov.inL1
テミ茶園で作られた茶は 2008 年に 100%有機の茶として認証された。teaboard.gov.inL1
シッキムの紅茶の摘採は、春の一番茶、二番茶、モンスーン期の三番茶、秋の最終のフラッシュの 4 期に分けて示される。teaboard.gov.inL1
ダージリンの名を名乗れるのは西ベンガル州ダージリン県の定められた地域の 87 茶園の茶で、シッキム州の茶園はその一覧に載らない。teaboard.gov.inL1
テミ茶園は約 180ha の緩い斜面にあり、標高は 4,500〜6,316 フィート、年間の生産量は 100t 近くと、インド政府の 2013 年の特集記事に書かれている。pib.gov.inL1
テミ茶園は 1969 年に開かれ商業生産が 1977 年に始まった。生産の約 70% はコルカタの公開オークションで売られ、残りは小袋にして州内で売られる。pib.gov.inL1
2026 年 5 月 28 日、シッキム州パキョンで、グナタン・マチョンの茶栽培者福祉委員会が主催する茶生産者の集会があり、Tea Board の Director らが出席し、自助グループと小規模生産者向けの支援制度の発表があった。sikkim.gov.inL1
シッキムの集会での支援制度の発表では、小規模茶生産者の FPO・FPC による組織化の支援、GAP・GMP の研修、大規模茶園の労働者と 1.00 ha 以下の小規模生産者の子どもの教育支援などが示された。sikkim.gov.inL1
シッキムの観測所の年降水量の平均は、ガントク(標高約 1,812m・1961〜2017 年)で 3,547mm、タドン(標高約 1,322m・1981〜2010 年)で 3,006.54mm で、どちらも傾向はみられなかった。nature.comL2
テミ茶園の土壌は、テンドン山脈から続く傾斜 30〜50% の斜面にあるローム質の土壌である。pib.gov.inL1
シッキムでは 1962 年にチベット難民の再定住委員会が茶園を検討し、ラボン近くで森を開いたが、ラボンの標高が 2,133 m 超で茶に向かないことと、チベット難民が茶摘みに不慣れだったことから、1966 年に断念された。sikkimproject.orgL3
ラボンの茶園の計画を断念したあと、1969 年にテミの森林地が茶園の場所に決まり、苗木はダージリンの茶園から買い入れた。sikkimproject.orgL3
シッキムでは紅茶のほか、芽と開いていない若葉から作る白茶、緑茶、烏龍茶も作られると Tea Board の産地紹介頁にある。teaboard.gov.inL1
テミ茶園の苗圃は優れたクローン苗を作り、州内の小規模茶栽培者の協同組合に配っていると、インド政府の 2013 年の特集記事にある。pib.gov.inL1
シッキム州は 2003 年に州議会の決議で「全面有機州」を目指すと宣言し、化学肥料を段階的になくす方針を示した。static.investindia.gov.inL1
シッキム州の有機農業は 2004 年に実施の方針が作られ、2010 年 8 月 15 日に Sikkim Organic Mission が始まった。static.investindia.gov.inL1
Sikkim Organic Mission の目標は 2010-11・2011-12・2012-13 の表で計 50,000ha で、実績は 2010-11 が 18,234ha、2011-12 が 19,216ha、2012-13 が 19,188ha だった。static.investindia.gov.inL1
シッキム州の有機化の対象は 74,303ha で、政策書の記載時点で認証済みが 26,391ha、転換 II が 19,216ha、転換 I が 28,696ha。static.investindia.gov.inL1
有機化の対象の面積は、州の政策書が 74,303ha、州の Mission の頁が 58,168ha と書き、資料で数が割れる。sikkim.gov.inL1
Tea Board の評価で、シッキムの小規模茶栽培者は 2025 年 3 月末に東シッキム 34 人・10ha、南シッキム 1 人・4ha、合計 35 人・14ha。teaboard.gov.inL1
シッキム州の面積は 7,096 km² で、南北に約 114 km、東西に 64 km 広がり、北はチベット高原、西はネパール、東はブータンに接する。sikkimforest.gov.inL1
シッキム州はヒマラヤの内側の山脈にあり、開けた谷も平地も無く、標高は海抜 300 m から 8,583 m まで幅がある。sikkimforest.gov.inL1
シッキム州の年降水量は平均約 500 cm で東ヒマラヤで最大とされ、ナムチ付近は降水量が南東・南西の多雨域の約半分の少雨域にあたる。sikkimforest.gov.inL1
Tea Board の 2014-15 年の州別の表で、シッキムは「その他の北インドの州」の 1 行に含まれ、この行の面積は 12.29 千 ha、生産は 24.76 百万 kg。teaboard.gov.inL1
ダージリンの丘陵とシッキムの茶工場は、冬の休眠のため 2024 年 11 月 30 日で摘採と生葉の受け入れを止め、2025 年 2 月 27 日に再開する取り決めだった。teaboard.gov.inL1
テミ茶園の春の一番茶は平常の年で約 22〜30 トンで、2020 年は全国的な外出制限のため 18 トンほどになる見込みと、茶園の副管理者が述べた。sikkim.gov.inL1
テミ茶園は国際認証団体 IMO Switzerland の指針に沿って観察期間を終え、2008 年に同団体の加盟団体 IMO India から 100% 有機の認証を受けた。pib.gov.inL1
シッキム州の有機認証機関 SSOCA は、インドの有機生産の国家計画 NPOP の認定番号 NPOP/NAB/0031 で、作物生産・加工・取扱の範囲を 2016 年 10 月 3 日から認定された。npop.apeda.gov.inL1
シッキム州の有機認証機関 SSOCA の NPOP の認定は、2024 年 10 月 1 日から停止されている。npop.apeda.gov.inL1
テミ茶園を運営するシッキム州の Tea Board は 1974 年に作られ、のちに州の産業局の下の子会社になったと、インド政府の 2013 年の特集記事にある。pib.gov.inL1
シッキムは ICAR の農業生態区分で東ヒマラヤの温暖・過湿の生態区(16.2)にあり、計画委員会の農業気候区では東ヒマラヤ地域(II)に当たる。icar-crida.res.inL1
シッキムの NARP の農業気候区は、熱帯から温帯まで、低い丘から高い丘、高山帯、雪に覆われた土地までを含むと書かれる。icar-crida.res.inL1
南シッキム県の茶の栽培面積は表で 0.173(千 ha 単位)とされ、州の園芸・換金作物開発局の 2007-08 年報を出典とする。icar-crida.res.inL1
シッキムの農業気候は過湿で、夏は暖かく湿り冬は寒い。耕地は約 20% で、主な作物はトウモロコシ・大カルダモン・季節外れの野菜とされる。icar.org.inL1

百科

位置と地形

シッキム州の面積は 7,096km² で、南北に約 114km、東西に 64km 広がり、北はチベット高原、西はネパール、東はブータンに接する。ヒマラヤの内側の山脈にあり、開けた谷も平地も無く、標高は海抜 300m から 8,583m まで幅がある。

州の年降水量は平均約 500cm で東ヒマラヤで最大とされ、ナムチ付近は降水量が南東・南西の多雨域の約半分の少雨域にあたる。シッキムの観測所の年降水量の平均は、ガントク(標高約 1,812m・1961〜2017 年)で 3,547mm、タドン(標高約 1,322m・1981〜2010 年)で 3,006.54mm で、どちらも傾向はみられなかった。

シッキムの茶園は標高 1,000〜2,000m の高さにある。テミ茶園は南シッキムのテミにあり、約 180ha の緩い斜面で、標高は 4,500〜6,316 フィートである。面積は 176.8ha とされる。土壌は、テンドン山脈から続く傾斜 30〜50% の斜面にあるローム質である。

農業気候の区分

シッキムは ICAR の農業生態区分で東ヒマラヤの温暖・過湿の生態区(16.2)にあり、計画委員会の農業気候区では東ヒマラヤ地域(II)に当たる。シッキムの NARP の農業気候区には、熱帯から温帯まで、低い丘から高い丘、高山帯、雪に覆われた土地までが含まれる。

農業気候は過湿で、夏は暖かく湿り冬は寒い。耕地は約 20% で、主な作物はトウモロコシ・大カルダモン・季節外れの野菜とされる。

茶の試みの歴史

1962 年にチベット難民の再定住委員会が茶園を検討し、ラボン近くで森を開いたが、ラボンの標高が 2,133m 超で茶に向かないことと、チベット難民が茶摘みに不慣れだったことから、1966 年に断念されたとされる。

ラボンの計画を断念したあと、1969 年にテミの森林地が茶園の場所に決まり、苗木はダージリンの茶園から買い入れたとされる。

茶園と生産

テミ茶園は 1969 年にシッキム州政府が設立した、州で最初の茶園である。商業生産は 1977 年に始まり、年間の生産量は 100t 近い。生産の約 70% はコルカタの公開オークションで売られ、残りは小袋にして州内で売られる。春の一番茶は平常の年で約 22〜30 トンで、2020 年は全国的な外出制限のため 18 トンほどになる見込みとされる。テミ茶園の苗圃は優れたクローン苗を作り、州内の小規模茶栽培者の協同組合に配っている。

1969 年のテミに続き、2002 年にバルミオク茶園ができた。シッキムの茶園は、Tea Board の資料ではテミとバルミオクの 2 園、州の商工業局の資料ではテミだけで、資料によって数が割れる。

シッキムでは紅茶のほか、芽と開いていない若葉から作る白茶、緑茶、烏龍茶も作られる。

シッキムの紅茶の摘採は、春の一番茶、二番茶、モンスーン期の三番茶、秋の最終のフラッシュの 4 期に分けて示される。

運営する組織と統計の上での扱い

テミ茶園を運営するシッキム州の Tea Board は 1974 年に作られ、のちに州の産業局の下の子会社になったとされる。

南シッキム県の茶の栽培面積は表で 0.173(千 ha 単位)とされ、州の園芸・換金作物開発局の 2007-08 年報が出典である。Tea Board の 2014-15 年の州別の表では、シッキムは「その他の北インドの州」の 1 行に含まれ、この行の面積は 12.29 千 ha、生産は 24.76 百万 kg である。この値はシッキム単独のものではない。

摘採の休み

ダージリンの丘陵とシッキムの茶工場は、冬の休眠のため 2024 年 11 月 30 日で摘採と生葉の受け入れを止め、2025 年 2 月 27 日に再開する取り決めだった。この取り決めはダージリンと合わせたもので、シッキム単独の日程ではない。

有機農業の政策

シッキム州は 2003 年に州議会の決議で「全面有機州」を目指すと宣言し、化学肥料を段階的になくす方針を示した。有機農業は 2004 年に実施の方針が作られ、2010 年 8 月 15 日に Sikkim Organic Mission が始まった。

Sikkim Organic Mission の目標は 2010-11・2011-12・2012-13 の表で計 50,000ha で、実績は 2010-11 が 18,234ha、2011-12 が 19,216ha、2012-13 が 19,188ha だった。有機化の対象は州の政策書で 74,303ha で、記載時点で認証済みが 26,391ha、転換 II が 19,216ha、転換 I が 28,696ha である。対象の面積は、州の Mission の頁では 58,168ha と書かれ、資料によって数が割れる。

シッキム州は 2016 年 1 月に州全体が有機であると宣言された。テミ茶園で作られた茶は 2008 年に 100% 有機の茶として認証された。テミ茶園は国際認証団体 IMO Switzerland の指針に沿って観察期間を終え、同団体の加盟団体 IMO India から認証を受けた。

州の有機認証機関 SSOCA は、インドの有機生産の国家計画 NPOP の認定番号 NPOP/NAB/0031 で、作物生産・加工・取扱の範囲を 2016 年 10 月 3 日から認定された。この認定は 2024 年 10 月 1 日から停止されている。

ダージリンとの違い

ダージリンの名を名乗れるのは、西ベンガル州ダージリン県の定められた地域の 87 茶園の茶である。シッキム州の茶園はその一覧に載らない。

小規模生産者と支援

Tea Board の評価では、シッキムの小規模茶栽培者は 2025 年 3 月末に東シッキム 34 人・10ha、南シッキム 1 人・4ha、合計 35 人・14ha である。

2026 年 5 月 28 日、シッキム州パキョンで、グナタン・マチョンの茶栽培者福祉委員会が主催する茶生産者の集会があり、Tea Board の Director らが出席して、自助グループと小規模生産者向けの支援制度の発表があった。発表では、小規模茶生産者の FPO・FPC による組織化の支援、GAP・GMP の研修、大規模茶園の労働者と 1.00ha 以下の小規模生産者の子どもの教育支援などが示された。

買い方の手引き

棚での見え方

2026-10-02 の観測では、産地をシッキムとする茶葉は 2 件、扱う店は 1 店で、茶種はどちらも紅茶です。摘み取りの時期の欄は、セカンドフラッシュとオータムナルが 1 件ずつ、等級の欄はどちらも FTGFOP1 です。100g あたりに換算した価格の中央値は 3,900 円です。店の説明文から取り出せた風味の系統の語はありません。

商品名の型

商品名は「シッキム + 茶園名 + 等級記号 + 年号」の順です。たとえば「シッキム ○○茶園 (FTGFOP1-CLONAL) 2024年夏摘み」のように、等級記号に「CLONAL」が付くものと付かないものがあります。件数が少ないため、同じ産地の中での価格の比較はできません。

産地名の読み方

シッキムの茶は ダージリン の名では売られません。商品名の産地名を見て、別の産地として比べてください。

観測

コピチャ観測所が公開情報から機械収集した商品のうち、この項目に一致するもの。価格は在庫ありの行の最安 100g 換算。

茶種の内訳

紅茶2

観測した商品

2銘柄 / 1店 / 在庫あり 0