TERM — FLUSH / TEA

オータムナル

秋摘み / AUTUMNAL

ダージリンなどで、雨季明けの10月から11月ごろに摘まれるもっとも遅い収穫期。モンスーン期の摘採に続き、年末にかけて新しいロットが並ぶ。

事実

事実出典階層
ダージリンの摘採期は4期に分かれるとされ、オータムナルは10月から11月ごろにあたる(月の区切りは資料によって前後2〜4週間ずれる)teaepicure.comL3
モンスーン期(6・7月ごろから10月ごろまで)の摘採は年間でもっとも生産量が多い時期とされ、ある集計では年間の約40%を占めるとされる(未確認)検索要約(複数の茶商・メディア記事の集計。個別の一次資料は未確認)L4
別の集計ではファースト20〜25%・セカンド15〜20%・モンスーン約40%という配分が示され、残りのオータムナルはおおむね15〜20%程度という計算になるが、数値は出典によって数ポイント動く(未確認)検索要約(複数の茶商・メディア記事の集計。個別の一次資料は未確認)L4
ネパールの摘採期はダージリンに近く、オータムナルは10月から11月ごろとされるnepalhillstea.caL3
アッサムでも秋の摘採は続くが、フラッシュという語で強調されるのは主にファーストフラッシュ・セカンドフラッシュの2期とされる(未確認)mana-organics.comL4
ニルギリには「フロストティー」と呼ばれる収穫があり、12月から2月ごろの低温期に茶樹の生育が止まり、1月から2月ごろに摘まれるとされる(未確認)検索要約(複数の茶商サイトの記述。個別ページ本文は未確認)L4
ニルギリのフロストティーは低温ストレスに対して茶樹が糖分・アミノ酸を葉に蓄えるとされ、これが香味の説明に使われる(低温期の生理現象としての説明であり、優劣の評価ではない。未確認)検索要約(個別ページ本文は未確認)L4
スリランカ東部ウバのクオリティシーズンは7月から9月ごろとされ、オータムナルの時期とは重ならないsrilankateaboard.lkL1
ダージリンでは12月から2月ごろにかけて茶樹が休眠期に入り、この間は摘採が行われないとされる(未確認)検索要約(複数の茶商サイトの一致。個別ページ本文は未確認)L4
まれに11月から2月ごろに「ウィンターフラッシュ」と呼ばれる収穫が行われることがあるが、天候条件次第で毎年は作られないとされる(未確認)検索要約(個別ページ本文は未確認)L4
国内の茶葉ECの商品名では「オータムナル」というカナ表記と「秋摘み」という和語表記が併用され、英字表記(Autumnal)はほとんど使われないdocs/research/terms/tea-flush.md(catalog集計)L1

百科

収穫期の中の位置づけ

オータムナルは、年に数回に分けて摘まれる茶の収穫期のうち、もっとも遅い時期に摘まれる茶を指す語で、主にダージリンとその周辺の産地で使われます。年に数回に分けて摘まれる茶がそれぞれ別の商品として流通するという収穫期の考え方そのものは、ファーストフラッシュの用語ページで扱っているため、ここではオータムナル固有の事実を中心に書きます。

摘採期とモンスーンフラッシュとの関係

ダージリンの摘採期は、3月中旬から4月ごろのファーストフラッシュ、5月から6月ごろのセカンドフラッシュ、7月前後から10月ごろまで続くモンスーン期の摘採、そして10月から11月ごろのオータムナルという順に並びます(月の区切りは資料によって前後2〜4週間ほどずれます)。モンスーン期はこの中でもっとも生産量が多い時期とされ、ある集計ではモンスーン期の生産が年間の約40%を占めるともされます。オータムナルはこのモンスーン期の摘採が一段落したあと、雨季明けの気候の変化を受けて摘まれる収穫期にあたります。生産量の配分について、ファースト20〜25%・セカンド15〜20%・モンスーン約40%という集計をあてはめると、残りのオータムナルはおおむね15〜20%程度という計算になりますが、この数値は出典によって数ポイント動きます。

他産地での使われ方

ネパールの摘採期はダージリンに近く、オータムナルは10月から11月ごろとされます。アッサムでも秋の摘採は続きますが、フラッシュという語で強調されるのは主にファーストフラッシュ・セカンドフラッシュの2期とされ、オータムナルという呼び方はダージリンほど前面に出ません。ニルギリには、オータムナルとは別に「フロストティー」と呼ばれる収穫があります。これは12月から2月ごろの低温期に茶樹の生育が止まり、1月から2月ごろに摘まれる茶を指す語で、低温ストレスに対して茶樹が糖分やアミノ酸を葉に蓄えるという生理現象が香味の説明に使われます(これは低温期の生理現象としての説明であり、個々のロットの評価ではありません)。スリランカは通年摘採の産地で、フラッシュという語よりも地域ごとの「クオリティシーズン」という語が使われます。東部のウバのクオリティシーズンは7月から9月ごろとされ、オータムナルの時期とは重なりません。

冬の休眠との関係

ダージリンでは12月から2月ごろにかけて茶樹が休眠期に入り、この間は摘採が行われないとされます。まれに11月から2月ごろにかけて「ウィンターフラッシュ」と呼ばれる収穫が行われることもありますが、天候条件次第で毎年作られるものではないとされ、オータムナルの後に続く例外的な収穫として語られます。

年末に並ぶ商品

オータムナルは10月から11月に摘まれるため、国内の店には年末にかけて新しい年次のロットが並ぶ時期が続きます。同じ年の茶園でも、ファーストフラッシュ・セカンドフラッシュより遅れて店頭に加わる収穫期です。

商品名に並ぶ要素

国内の茶葉ECの商品名では、「オータムナル」というカナ表記と「秋摘み」という和語表記の両方が使われ、英字表記(Autumnal)はほとんど見られません。

買い方の手引き

商品名の読み方

産地名の後に「オータムナル」または「秋摘み」の表記が続き、茶園名・収穫年・等級記号が並ぶ商品名が多く見られます。モンスーンフラッシュとの違いは商品名だけでは分かりにくいことがあり、収穫月の記載や茶園名から見分ける必要があります。

内容量と入荷

内容量は30g・50g・100gなどに分かれ、少量パックほど100g換算の単価は高くなります。オータムナルは10月から11月に摘まれるため、年末にかけて新しいロットが店頭に加わります。

ボードとの関係

紅茶価格ボードは産地×茶園×収穫期で店をまたいで比べ、ダージリン入荷ボードは収穫期ごとの入荷の動きを追っています。この収穫期を扱う店の広がりは下の観測の節に出ます。

観測

コピチャ観測所が公開情報から機械収集した商品のうち、この項目に一致するもの。価格は在庫ありの行の最安 100g 換算。

54銘柄 / 6店 / 在庫あり 33 / 100g中央値 ¥3,744

TEAPONDダージリン ハーベスト¥3,240 /100g在庫あり2026-09-09

ほか24銘柄。

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