TERM — GRADE / COFFEE
スプレモ
SUPREMO
コロンビアの生豆輸出規格の一つで、コロンビア政府とFNCが定める国家品質基準でスクリーン17を基準に区分される。ふるい分けによる大きさの区分であって、カップ品質の格付けではない。
事実
| 事実 | 出典 | 階層 |
|---|---|---|
| コロンビア政府とFNC代表からなるComité Nacional de Cafeterosが定める国家品質基準(Resolución No. 5 de 2002)は、生豆をスクリーンサイズで5段階に分ける。2013年時点でFNCがICOに報告した内容ではPremiumがスクリーン18(スクリーン14を5%まで許容)、Supremo(スプレモ)がスクリーン17(同5%まで許容)、Extraがスクリーン16(同5%まで許容)、Excelso(エクセルソ)がスクリーン14(スクリーン12を1.5%まで許容し、かつ50%以上がスクリーン15)、Caracolがスクリーン12(フラットビーン混入10%まで許容) | ico.org | L1 |
| 欠点は2グループに分類され(グループ1は黒豆や酸敗豆等、グループ2は未乾燥豆やカビ豆等)、500gサンプルで欠点は72個までとし、うちグループ1は12個までとする。水分は12%を超えないことが基準 | ico.org | L1 |
| 業界の実務ではFNC公式の5段階より単純化した2区分(スプレモ=スクリーン17以上、エクセルソ=スクリーン14〜17)で語られることが多いが、この範囲はFNC公式の定義(エクセルソはスクリーン14で50%以上がスクリーン15)と食い違う | nordicapproach.no | L3 |
| この等級は生豆の大きさによる分級であり、カップ品質(風味)の格付けではない。生豆商社の解説は共通して、等級だけでは風味は分からず産地・標高・栽培方法が重要だと説明する | greencoffeecollective.com | L3 |
| Café de Colombiaはコロンビア産業商業監督庁(Superintendencia de Industria y Comercio)により2005年に原産地呼称(Denominación de Origen)として認定された、コロンビア初のDO産品 | cafedecolombia.com | L1 |
| EUは2007年にCafé de ColombiaをPGI(地理的表示保護)として登録した。EU域外産品として初のPGI取得の農産物と説明され、その後スイスが2013年、英国が2020年に同様の保護を付与した | cafedecolombia.com | L1 |
| コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)は1927年6月27日設立 | caldas.federaciondecafeteros.org | L1 |
| 生豆・加工コーヒーを輸出する個人や法人はFNCが管理する全国コーヒー輸出業者登録への登録が義務付けられ、法的根拠は商工観光省のDecreto 1714およびComité Nacional de CafeterosのResolución 05 de 2015 | federaciondecafeteros.org | L1 |
| 同じ登録制度のページには品質関連の決議としてResolución 01/1999、04/2015、05/2018(品質管理方針の指針)、02/2016(パーチメント生豆の輸出規格)が列挙されている | federaciondecafeteros.org | L1 |
| Almacafé(Almacenes Generales de Depósito de Café)はFNCの物流部門で、コーヒーの購入保証や国内外の商業取引、脱穀・焙煎・粉砕・包装支援に加えて輸出穀物の品質管理を担うとされる(本文直接確認は未了) | cafedecolombia.com | L3 |
百科
スプレモとは
スプレモ(Supremo)は、コロンビアの生豆の輸出規格の一つで、粒の大きさをふるい分けるスクリーンサイズによる区分です。スクリーンは1/64インチ刻みの網目でできたふるいで、生豆を粒径ごとに選り分ける道具として使われます。コロンビア政府とコロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)代表からなるComité Nacional de Cafeterosが定める国家品質基準では、スプレモは上から2番目、Premiumに次ぐ区分として位置づけられています。
スクリーンサイズで決まる区分
2013年時点でFNCが国際コーヒー機関(ICO)へ報告した内容によれば、コロンビアの輸出規格はPremium(スクリーン18、スクリーン14を5%まで許容)、Supremo(スクリーン17、同5%まで許容)、Extra(スクリーン16、同5%まで許容)、Excelso(スクリーン14、スクリーン12を1.5%まで許容し50%以上がスクリーン15)、Caracol(スクリーン12、フラットビーン混入10%まで許容)の5段階です。欠点は2グループに分類され、500gサンプルで72個まで、うちグループ1(黒豆・酸敗豆等)は12個までが許容され、水分は12%を超えないことが基準とされます。ここで大切なのは、この区分がすべて粒の大きさと欠点の数で決まるという点です。カップ品質(風味の良し悪し)を測る物差しではなく、風味は産地・標高・栽培方法・精製によって別に決まります。
FNCと輸出前の検査
FNCは1927年6月27日に設立された生産者団体で、生豆・加工コーヒーの輸出前検査の枠組みを管理しています。輸出を行う個人や法人はFNCが管理する全国コーヒー輸出業者登録への登録が義務付けられており、法的根拠は商工観光省のDecreto 1714とComité Nacional de CafeterosのResolución 05 de 2015です。登録制度のページには品質関連の決議としてResolución 01/1999、04/2015、05/2018(品質管理方針)、02/2016(パーチメント生豆の輸出規格)も列挙されています。FNCの物流部門であるAlmacaféは、コーヒーの購入保証や国内外の商業取引、脱穀・焙煎・粉砕・包装支援に加えて、輸出される穀物の品質管理を担うとされています。
Café de Colombiaの呼称
「Café de Colombia」はコロンビア産業商業監督庁により2005年に原産地呼称(Denominación de Origen)として認定された、コロンビア初のDO産品です。EUは2007年にこれをPGI(地理的表示保護)として登録し、EU域外産品として初のPGI取得の農産物と説明されています。その後スイスが2013年、英国が2020年に同様の保護を付与しました。スプレモという等級名自体はこの原産地呼称と別の制度ですが、輸出等級と原産地呼称の両方がコロンビア産コーヒーの表示に重なって使われています。
業界の簡略な2区分と公式の段階が食い違うこと
業界の実務では、FNC公式の5段階よりも単純化した2区分(スプレモ=スクリーン17以上、エクセルソ=スクリーン14〜17)で語られることが多く見られます。しかしこの範囲は、FNC公式の定義(エクセルソはスクリーン14を基準に50%以上がスクリーン15であることを求める)と食い違い、スクリーン範囲の上限が17なのか16なのか、情報源によって数値が揺れています。日本の商品名でも「スプレモ」「エクセルソ」の2語だけが使われることが多く、PremiumやExtra、Caracolという中間の区分が商品名に現れることはほとんどありません。
買い方の手引き
商品名での書かれ方
観測した範囲では「スプレモ」のカナ表記が大半で、次いで「Supremo」の英字併記が見られます(「コロンビア スプレモ(Colombia Supremo)」のように両方を書く例が多い)。生豆では県名や農園名と組み合わせて「コロンビア/スプレモ・ウィラ・サンアグスティン」のように詳しく書かれ、焙煎豆では県名を省いて「コロンビア スプレモ」とだけ書かれることが多く見られます。
農園やクロップは別
同じ「スプレモ」でも、農園やクロップ(収穫年)が違えば別のロットです。等級はふるい分けの結果であって、農園や収穫時期を示すものではないため、価格や風味は農園・収穫年によって変わります。
ボードでの扱い
生豆価格ボードは産地×規格で店をまたいで名寄せするため、コロンビアのスプレモは1行にまとまりますが、規格の無い単一農園ロットは比較の対象外です。
観測
コピチャ観測所が公開情報から機械収集した商品のうち、この項目に一致するもの。価格は在庫ありの行の最安 100g 換算。
ほか66銘柄。