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武夷山
武夷 / WUYI / WUYISHAN / 武夷岩茶 / 福建省武夷山市 / 武夷山市
中国福建省南平市の武夷山市。世界遺産の山でもあり、岩茶(烏龍茶)と正山小種(紅茶)の産地で、棚の商品名には品種名や正山小種・金駿眉などの紅茶の銘柄が並ぶ。棚での読み方を件数で示す。
事実
| 事実 | 出典 | 階層 |
|---|---|---|
| 武夷岩茶の原産地は福建省南平市武夷山市で、2002年の旧国家質検総局公告第23号により地理的表示産品として保護され、農産品地理標志にも登録されている。 | ipr.mofcom.gov.cn | L1 |
| GB/T 18745-2006 は、武夷岩茶の地理的表示産品の保護範囲を、福建省武夷山市の所管行政区域と定める。 | sohu.com | L1 |
| GB/T 18745-2006 は武夷岩茶を、保護範囲内の武夷山の自然環境で適した品種を育て、伝統工芸で作る、岩韻(岩骨花香)を品質特徴とする烏龍茶と定義する。 | sohu.com | L1 |
| GB/T 18745-2006 は武夷岩茶の産品を大紅袍・名枞・肉桂・水仙・奇種の5つに分類し、各等級に実物の標準サンプルを設けると定める。 | sohu.com | L1 |
| 強制標準 GB 18745-2002『武夷岩茶』は2006年末に廃止され、GB/T 18745-2006『地理標志産品 武夷岩茶』が全面的に代わった。 | std.samr.gov.cn | L1 |
| 正山小種の原産地は福建省南平市武夷山市で、地理標志証明商標(登録番号7430842)として中国で登録され、EUではPGIに登録されている。 | ipr.mofcom.gov.cn | L1 |
| 武夷山大紅袍は福建省南平市武夷山市を原産地とする地理標志証明商標(登録番号1687896)で、EUではPGIに登録されている。 | ipr.mofcom.gov.cn | L1 |
| GB/T 18745-2006 は武夷岩茶の初製を、茶青から晒青または萎凋、做青、揉捻、乾燥(初烘・摊凉・復烘)を経て毛茶にする順と定める。 | sohu.com | L1 |
| 武夷岩茶12試料(4品種・低中足の3段階の焙煎)の比較で、焙煎が強いほどカテキン類と遊離アミノ酸が減り、ポリフェノール/アミノ酸比が上がった。 | pubmed.ncbi.nlm.nih.gov | L2 |
| 武夷岩茶の焙煎の模擬反応(低火・中火・高火)では、高火の条件でローストのピラジン類の生成量が最大になり、テアニンがその生成を促した。 | pubmed.ncbi.nlm.nih.gov | L2 |
| GB/T 13738.3-2012 は正山小種を、武夷山市星村鎮桐木村と武夷山自然保護区域内の鮮葉を当地の伝統工芸で作り、桂円干の香味と松煙香を持つ紅茶と定める。 | m.chabaike.com | L1 |
| GB/T 13738.3-2012 は烟小種を、武夷山自然保護区域外の鮮葉を工夫紅茶の加工工芸で作り、最後に松煙で燻製にした、松煙香の紅茶と定める。 | m.chabaike.com | L1 |
| GB/T 13738.3-2012 は小種紅茶を、芽・葉・嫩茎を萎凋(松煙燻)・揉捻・発酵・乾燥(松煙燻)・精製の工程で加工した紅茶に適用すると定める。 | m.antpedia.com | L1 |
| 正山小種・燻製小種など松煙で燻した小種紅茶 3 種の香気成分(49 種を同定)で最も多いのはロンギフォレンとα-テルピネオールで、グアイアコール類などはこの種の紅茶だけに見つかった。 | pubmed.ncbi.nlm.nih.gov | L2 |
| 燻製の過程で、茶に由来する香気成分は減り、松のテルペノイドと松材の熱分解生成物が大きく増えた。 | pubmed.ncbi.nlm.nih.gov | L2 |
| 燻製の正山小種の製造工程では、萎凋と乾燥の段で松煙由来のグアイアコール類やα-テルピネオールが加わり、ロンギフォレンとα-テルピネオールは松材に固有だった。 | pubmed.ncbi.nlm.nih.gov | L2 |
| 武夷山市の茶園は14.8万畝で、2023年の茶の全産業連鎖の産値は135億元だった。 | fujian.gov.cn | L1 |
| 武夷山市の2023年の干毛茶(荒茶)の産量は28092トンで、前年より7.4%増えた。 | zgcounty.com | L1 |
| 武夷山は1999年に世界遺産に登録され(登録基準iii・vi・vii・x)、資産面積は107,044ha、緩衝地帯は40,170haである。 | whc.unesco.org | L1 |
| 世界遺産・武夷山では、住民の茶の生産活動の増加による水土流失が管理上の課題とされ、茶業の持続的発展の措置が今後の管理の優先事項に挙げられている。 | whc.unesco.org | L1 |
| GB/T 18745-2006 は武夷山の自然環境として、年平均気温18〜18.5℃、年降水量約2000mm、年平均相対湿度約80%を挙げる。 | sohu.com | L1 |
| GB/T 18745-2006 では、武夷山の茶区の土壌の多くは火山礫・紅砂岩・頁岩で、有機質が多く、pHは4〜6とされる。 | sohu.com | L1 |
| 武夷山の茶園112か所(正岩・半岩・洲茶の3区)の調査で、茶葉のリン・銅・窒素の濃度は区ごとの差が最も大きく、洲茶、半岩、正岩の順に高かった。 | pedologica.issas.ac.cn | L2 |
| 同じ調査で、土壌のpH・アルカリ加水分解窒素・有効リン・速効カリ・有機物の5項目は、茶葉のリン・銅・窒素の濃度との相関が弱かった。 | pedologica.issas.ac.cn | L2 |
| 岩韻の中身の説明は論者ごとに分かれ、品種の香り・土地の香り・風土の香り・杯底香・石の味などを挙げる説がある。 | wysgjgy.fujian.gov.cn | L1 |
| 武夷岩茶の加工過程の研究は、肉桂・水仙・大紅袍を武夷岩茶の主栽の烏龍茶品種とし、名叢の白鶏冠も比較している。 | sciopen.com | L2 |
| 武夷山の茶区は、景区内の「三坑両澗」の茶園を正岩区、九曲渓内で三坑両澗の外を半岩区、景区外を洲茶区に分ける。 | pedologica.issas.ac.cn | L2 |
| 肉桂の岩茶毛茶を100・120・140℃で2〜10時間焙火した実験で、120℃以降は時間とともに儿茶素類・二聚儿茶素類・アルカロイド類の多くが減った。 | sciopen.com | L2 |
| 同じ焙火実験の官能審評では、100℃で8〜10時間、または120℃で2〜4時間の焙火が肉桂岩茶の品質向上に有利とされた。 | sciopen.com | L2 |
| 同じ焙火実験で、N-エチル-2-ピロリドン置換フラバン-3-オール(EPSF)類の多くは焙火温度と時間とともに直線的に増え、140℃では時間とともに減った。 | sciopen.com | L2 |
| 武夷岩茶の加工過程の研究で、高温の焙火により環己醇・苯乙醛・苯乙酸・吲哚などの香気成分が大量に失われた。 | sciopen.com | L2 |
| 武夷山の'肉桂'・'水仙'を同じ製茶者が荒茶にした比較では、茶ポリフェノールが正岩・半岩・高海拔(1000 m)の園で外山の園より有意に多かった。 | pmc.ncbi.nlm.nih.gov | L2 |
| 同じ荒茶の遊離アミノ酸の相対含量は、肉桂・水仙の両品種で正岩、半岩、高海拔、外山の順に少なくなった。 | pmc.ncbi.nlm.nih.gov | L2 |
| 同じ荒茶の水浸出物は正岩で最も高く外山で最も低かった。官能評価の味の厚みの得点は、正岩が肉桂9.5・水仙9、外山が7.9・7.8だった。 | pmc.ncbi.nlm.nih.gov | L2 |
百科
位置と産地
武夷岩茶の原産地は福建省南平市武夷山市で、2002年の旧国家質検総局公告第23号により地理的表示産品として保護され、農産品地理標志にも登録されている。GB/T 18745-2006 は、武夷岩茶の地理的表示産品の保護範囲を、福建省武夷山市の所管行政区域と定めるとされる。
武夷山市の茶園は14.8万畝で、2023年の茶の全産業連鎖の産値は135億元だった。2023年の干毛茶(荒茶)の産量は28092トンで、前年より7.4%増えた。
自然環境と土壌
GB/T 18745-2006 は武夷山の自然環境として、年平均気温18〜18.5℃、年降水量約2000mm、年平均相対湿度約80%を挙げるとされる。武夷山の茶区の土壌の多くは火山礫・紅砂岩・頁岩で、有機質が多く、pHは4〜6とされる。
茶区は、景区内の「三坑両澗」の茶園を正岩区、九曲渓内で三坑両澗の外を半岩区、景区外を洲茶区に分ける。武夷山の茶園112か所(正岩・半岩・洲茶の3区)の調査では、茶葉のリン・銅・窒素の濃度は区ごとの差が最も大きく、洲茶、半岩、正岩の順に高かった(2022年)。同じ調査で、土壌のpH・アルカリ加水分解窒素・有効リン・速効カリ・有機物の5項目は、茶葉のリン・銅・窒素の濃度との相関が弱かった。
武夷岩茶の定義と分類
武夷岩茶は、保護範囲内の武夷山の自然環境で適した品種を育て、伝統工芸で作る、岩韻(岩骨花香)を品質特徴とする烏龍茶と定義されるとされる。産品は大紅袍・名枞・肉桂・水仙・奇種の5つに分類され、各等級に実物の標準サンプルを設けると定められるとされる。強制標準 GB 18745-2002『武夷岩茶』は2006年末に廃止され、GB/T 18745-2006『地理標志産品 武夷岩茶』が全面的に代わった。
武夷岩茶の加工過程の研究は、肉桂・水仙・大紅袍を主栽の烏龍茶品種とし、名叢の白鶏冠も比較している(2025年)。武夷山大紅袍は福建省南平市武夷山市を原産地とする地理標志証明商標(登録番号1687896)で、EUではPGIに登録されている。
岩韻の中身の説明は論者ごとに分かれ、品種の香り・土地の香り・風土の香り・杯底香・石の味などを挙げる説がある(2017年)。
岩茶の製法と焙煎
武夷岩茶の初製は、茶青から晒青または萎凋、做青、揉捻、乾燥(初烘・摊凉・復烘)を経て毛茶にする順と定められるとされる。製法の詳しい流れは茶の製法で何が起きているかに書いている。
武夷岩茶12試料(4品種・低中足の3段階の焙煎)の比較では、焙煎が強いほどカテキン類と遊離アミノ酸が減り、ポリフェノール/アミノ酸比が上がった(2021年)。焙煎の模擬反応(低火・中火・高火)では、高火の条件でローストのピラジン類の生成量が最大になり、テアニンがその生成を促した(2023年)。
肉桂の岩茶毛茶を100・120・140℃で2〜10時間焙火した実験では、120℃以降は時間とともに儿茶素類・二聚儿茶素類・アルカロイド類の多くが減った。官能審評では、100℃で8〜10時間、または120℃で2〜4時間の焙火が肉桂岩茶の品質向上に有利とされた(2023年)。N-エチル-2-ピロリドン置換フラバン-3-オール(EPSF)類の多くは焙火温度と時間とともに直線的に増え、140℃では時間とともに減った。武夷岩茶の加工過程の研究では、高温の焙火により環己醇・苯乙醛・苯乙酸・吲哚などの香気成分が大量に失われた(2025年)。
正山小種と燻製
正山小種の原産地は福建省南平市武夷山市で、地理標志証明商標(登録番号7430842)として中国で登録され、EUではPGIに登録されている。GB/T 13738.3-2012 は、正山小種を、武夷山市星村鎮桐木村と武夷山自然保護区域内の鮮葉を当地の伝統工芸で作り、桂円干の香味と松煙香を持つ紅茶と定めるとされる。烟小種は、武夷山自然保護区域外の鮮葉を工夫紅茶の加工工芸で作り、最後に松煙で燻製にした、松煙香の紅茶と定められるとされる。小種紅茶は、芽・葉・嫩茎を萎凋(松煙燻)・揉捻・発酵・乾燥(松煙燻)・精製の工程で加工した紅茶に適用されるとされる。
正山小種・燻製小種など松煙で燻した小種紅茶3種の香気成分(49種を同定)で最も多いのはロンギフォレンとα-テルピネオールで、グアイアコール類などはこの種の紅茶だけに見つかった(2005年)。燻製の過程で、茶に由来する香気成分は減り、松のテルペノイドと松材の熱分解生成物が大きく増えた。燻製の正山小種の製造工程では、萎凋と乾燥の段で松煙由来のグアイアコール類やα-テルピネオールが加わり、ロンギフォレンとα-テルピネオールは松材に固有だった(2025年)。
世界遺産
武夷山は1999年に世界遺産に登録され(登録基準iii・vi・vii・x)、資産面積は107,044ha、緩衝地帯は40,170haである。世界遺産・武夷山では、住民の茶の生産活動の増加による水土流失が管理上の課題とされ、茶業の持続的発展の措置が今後の管理の優先事項に挙げられている。
買い方の手引き
棚での見え方
2026-10-02 の観測では、産地を武夷山とする茶葉は 9 件、扱う店は 3 店です。茶種の欄は紅茶 7 件、烏龍茶 2 件です。摘み取りの時期の欄が付いた商品はファーストフラッシュの 4 件で、等級の欄が付いた商品はありません。100g あたりに換算した価格の中央値は 4,320 円です。店の説明文から取り出せた風味の系統の語はありません。
商品名の型
商品名には 3 つの型が見られます。1 つ目は「武夷山烏龍茶(青茶)/ 品種名」の型で、奇蘭と武夷肉桂が並びます。肉桂は本文の岩茶の主栽品種にあたります。2 つ目は「正山小種(ラプサンスーチョン)+ 香りの呼び名 + 年号と春摘み」の型、3 つ目は「金駿眉 + 年号と春摘み」の型です。「福建紅茶 2 種飲み比べセット」のように、正山小種と金駿眉を組み合わせた商品もあります。
正山小種は、本文のとおり産地が武夷山市の中でも限られた地域に定められている茶です。商品名の「ラプサンスーチョン」は同じ銘柄の別の呼び名として使われ、産地欄が武夷山でも、茶種の欄は紅茶と烏龍茶に分かれます。烏龍茶は岩茶、紅茶は小種や金駿眉と、型で読み分けてください。
観測
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観測した商品