TERM — GRADE / TEA

FTGFOP1

フィネストティッピーゴールデンフラワリーオレンジペコー1

TGFOPに「Finest」を示す先頭のFが加わった全葉等級で、ダージリンの商品名で最もよく並ぶ表記のひとつ。

事実

事実出典階層
OP(Orange Pekoe)は、ティップ(芯芽)を含まない全葉紅茶を指す等級名で、この記号体系の出発点として扱われるとされるen.wikipedia.orgL3
F(Flowery)は、新芽(二葉一芯)由来の大きい葉、または芯芽を多く含む葉を指す語として使われる。「大きな葉」に重心を置く説明と「新芽由来の葉」に重心を置く説明があり、力点が資料によって異なるen.wikipedia.orgL3
FTGFOPのようにOPの前にFが二つ並ぶ場合、先頭のFは「Finest」と読み、GFOP・TGFOPのF(Flowery)とは区別される。curioustea.comL3
等級記号の階段はFOP → GFOP(Golden)→ TGFOP(Tippy)→ SFTGFOP(Special)の順に語が積み増され、各段は前段よりティップの比率が高い葉を表すとされる。『FTGFOP』は独立の段ではなく、SFTGFOP(Special)の説明中に数字付きの表記例(FTGFOP-1)として触れられるのみとされるchadotea.comL3
記号の末尾に付く数字「1」は、同じ記号(例FTGFOPとFTGFOP1)の中でのさらに細かい上位区分を表すとされるteawale.comL3
この等級記号の運用はインド(ダージリン・アッサム)で最も体系的に行われ、大規模な茶園がオークション向けに複数の等級へ選別するとされるteatrade.co.ukL3
中国・台湾・日本の単一産地の生産者の多くは、このOP/FOP系の記号を使わず、品種名・収穫季節・製法名で分類する。teatrade.co.ukL3
ダージリンの地理的表示(GI)は「Darjeeling」という産地名を名乗れる茶園を定めるものであり、FTGFOP1等の等級記号そのものの定義ではない。GIと等級記号は別の制度であるteaboard.gov.inL1
FTGFOP1は、紅茶のリーフグレード表で全葉の等級に含まれ、STGFOP・SFTGFOPと同じ行に並べられている。en.wikipedia.orgL3

百科

TGFOP1からの続き

T(Tippy)とG(Golden)が加わる段までは紅茶の全葉等級TGFOP1にまとめています。FTGFOP1は、その記号にさらに先頭のFが加わった段にあたります。

「Finest」が加わる段

FTGFOPのようにOPの前にFが二つ並ぶ場合、GFOP・TGFOPのF(Flowery)と区別して、先頭のFを「Finest」と読む資料が複数あります。F(Flowery)自体は新芽由来の大きい葉、または芯芽を多く含む葉を指す語として使われ、「大きな葉」に重心を置く説明と「新芽由来の葉」に重心を置く説明があり、資料によって力点が異なります。等級記号の階段はFOP → GFOP → TGFOP → FTGFOP → SFTGFOP1の順に積み増され、各段は前段よりティップの比率が高い葉を表すとされます。記号の末尾に付く数字「1」は、同じ記号の中でのさらに細かい上位区分を表すとされます。

ダージリンでよく並ぶ表記

この等級記号の運用は、インドのダージリン・アッサムで最も体系的に行われるとされ、大規模な茶園がオークション向けに複数の等級へ選別します。国内の茶葉ECで観測される商品名でも、FTGFOP1はダージリン産の商品でよく並ぶ表記のひとつです。一方、中国・台湾・日本の単一産地の生産者の多くはこの記号を使わず、品種名・収穫季節・製法名で分類するとされます。

等級と茶園・収穫期・ロットは別の情報

ダージリンの商品名は、産地・茶園名・収穫期・年・ロット番号・等級・銘柄名が並ぶことが多く、FTGFOP1という等級表記はそのうちの一部分にすぎません。同じ「FTGFOP1」でも、茶園・収穫期・ロットが違えば栽培地も摘採の時期も別で、中身は別物の茶です。地理的表示(GI)が定める「ダージリン」を名乗れる茶園の枠組みと、FTGFOP1のような等級記号の枠組みは、それぞれ別の制度として運用されています。

さらに上の段との違い

FTGFOP1の先頭にさらにSが加わると紅茶の全葉等級SFTGFOP1になります。先頭のSが指す語は資料によってSpecial・Super・Finestのいずれかとされ、統一された表記は見つかっていませんが、「同じ等級区分の中で最上位」という位置づけは共通するとされます。FTGFOP1とSFTGFOP1は、どちらも記号の階段の上位に位置し、末尾の「1」も共通して付きますが、この「1」か「2」かの区分は国際的に統一された規則ではなく、個々の茶園内部の分類を反映している場合があるとする資料もあります。したがって、FTGFOP1という表記だけを根拠に、茶園をまたいだ厳密な優劣を比べることはできません。

公的規格との関係

FOP・GFOP・TGFOP・FTGFOP・SFTGFOP1のような全葉等級の記号そのものを定義・認証する公的な統一規格は見当たらないことは、紅茶の全葉等級FOPにまとめたとおりです。インド茶業委員会(Tea Board of India)の法令集にも、インドの公的品質規格IS 3633にも、FTGFOP1のような等級名を定義する条項は見当たりません。FTGFOP1は業界の慣行として広く使われている表記であって、法令や国際規格に基づく認証マークではありません。

国内での流通

国内の茶葉ECで観測されるFTGFOP1の銘柄数・店舗数・価格の分布は、下の観測の節に自動で出ます。

買い方の手引き

商品名での書かれ方

「ダージリン セカンドフラッシュ / ○○茶園 / FTGFOP1」のように、産地・茶園名の後ろに等級記号として付く書かれ方のほか、「FTGFOP1-CH」のように産地由来の品種(チャイナ種等)を示す略号が続く表記も見られます。ダージリンの商品名でこの記号が最もよく並びますが、等級と茶園・収穫期・ロット番号は別々の情報で、同じFTGFOP1という等級表記でも茶園・収穫期・ロットが違えば別の商品です。等級が省かれ、茶園名と収穫期だけが書かれる商品も多くあります。

内容量と価格の見方

同じ茶園の同じロットでも内容量(30g・50g・100g等)によって単価が変わるため、100g換算で揃えて比べます。

ボードでの比べ方

紅茶価格ボードは産地×茶園×収穫期の単位で店をまたいで比べており、等級そのものは比較の鍵にしていません。セット・ティーバッグ・ブレンド商品は比較の対象外です。

観測

コピチャ観測所が公開情報から機械収集した商品のうち、この項目に一致するもの。価格は在庫ありの行の最安 100g 換算。

89銘柄 / 4店 / 在庫あり 30 / 100g中央値 ¥6,560

ほか59銘柄。