ORIGIN — COUNTRY / COFFEE

ドミニカ共和国

ドミニカ / DOMINICAN REPUBLIC / DOMINICANA

カリブ海の島の東側にある国で、産地は中央・北部・ネイバ・バオルコの4山系に分かれ、原産地呼称はバラオナとバルデシア。棚の商品名はバラオナの地名で読むことが多い。

事実

事実出典階層
ドミニカ共和国のコーヒー生産量は 2025/26 年度に 12.5 万袋(60kg 袋)、すべてアラビカと米国農務省は推計する。apps.fas.usda.govL1
ドミニカ共和国のコーヒー生産量は 2012 年の 59.5 万キンタルから 2018 年の 40.6 万キンタルへ 26% 減った。indocafe.gob.doL1
ドミニカ共和国のコーヒーは、中央・南部の農業地域が栽培面積の 44%(5 万 1635ha)と農園数の 37% を占め、サンクリストバル・ペラビア・オコア・アスア・サンフアン・エリアスピーニャの各県にある。wp.sodiaf.org.doL1
ドミニカ共和国のコーヒー農園は、中央山脈、北部山脈、ネイバ山脈、バオルコ山脈の 4 つの山系に分布する。indocafe.gob.doL1
ドミニカ共和国のコーヒー公社 INDOCAFE は 2017 年 12 月 5 日の法律第 246-17 号で創設され、農業省に属する分権的な公的機関で、コーヒー生産の規制と発展の政策を担う。indocafe.gob.doL1
原産地呼称「Café Barahona」の生産地帯は、エンリキージョ地域のペデルナレス、バラオナ、バオルコ、インデペンデンシアの 4 県とされる。wp.sodiaf.org.doL1
ドミニカ共和国のコーヒー農園は、28% が標高 800m 超、54% が 600〜800m、18% が 600m 未満にある。indocafe.gob.doL1
米国農務省の推計では、ドミニカ共和国のコーヒー生産量は 1990/91 年度 67.2 万袋、2012/13 年度 47.5 万袋、2013/14 年度 27.5 万袋、2017/18 年度 12.5 万袋と減った。apps.fas.usda.govL1
同推計では、ドミニカ共和国の国内消費は 2012/13 年度の 43.9 万袋から 2017/18 年度の 11.2 万袋へ減り、2025/26 年度は 11 万袋、豆の輸出は 1.5 万袋だった。apps.fas.usda.govL1
ドミニカ共和国のコーヒーの栽培面積は、2003 年の 250 万タレアから 2020 年の 120 万タレアへ減った。indocafe.gob.doL1
2014〜2019 年の 6 年間に、ドミニカ共和国のコーヒーの輸入額は 2 億 3,360 万ドル、輸出額は 6,090 万ドルだった。indocafe.gob.doL1
ドミニカ共和国で栽培されるコーヒーの産地区分には、バラオナ、アスア、バニ、オコア、シバオ、シバオ・アルトゥーラがある。indocafe.gob.doL1
原産地呼称 Café de Valdesia の栽培地は、サンクリストバル・ペラビア・オコア 3 県のうち標高 600〜1,300m の地域で、コーヒー栽培面積は約 22,276ha である。assets.publishing.service.gov.ukL1
原産地呼称 Café Barahona の生産地帯は標高 500〜1,500m とされ、区域 182,666ha のうちコーヒー栽培は約 24,358ha(13.3%)である。wp.sodiaf.org.doL1
Café de Valdesia の栽培地の年平均気温は 20.5℃、年降水量は約 1,500mm で、国内の他のコーヒー産地よりも雨が少ない。assets.publishing.service.gov.ukL1
ドミニカ共和国のコーヒーはすべてアラビカ種で、品種はカトゥーラ、カティモール、ティピカが日陰栽培で育てられ、作業はすべて手作業で行われる。indocafe.gob.doL1
エンリキージョ地域(バラオナ)の栽培面積はティピカが 86.83%、カトゥーラが 13.17% で、植栽の 62.27% が樹齢 25 年超だった(2007-08 年収穫期の調査)。wp.sodiaf.org.doL1
原産地呼称 Café de Valdesia の仕様は、ティピカとカトゥーラの 2 品種を日陰で育て、湿式で精製したものに限ると定める。assets.publishing.service.gov.ukL1
ドミニカ共和国のコーヒー植栽は 74% が樹齢 60 年超、26% が 25 年未満で、栽培者の数も大きく減っている。indocafe.gob.doL1
ドミニカ共和国のコーヒーで生産・品質に最も影響した病害虫はさび病とコーヒー果実穿孔虫(ブロカ)で、2018 年に害虫の監視と防除を話し合う専門家会合が設けられ、さび病の発生予測モデルの具体化などが進められた。indocafe.gob.doL1
2014 年の FAO のさび病対策事業(中米諸国とドミニカ共和国が対象)で、ドミニカ共和国がさび病の早期警戒システムを最初に導入した国とされる。openknowledge.fao.orgL1
スペイン領サントドミンゴにコーヒーの木が入ったのは 1735 年ごろとされ、バオルコ山脈のパンソの丘に植えられたという。indocafe.gob.doL1
ドミニカ共和国では、1869〜1915 年にコーヒー・サトウキビ・タバコ・カカオが農産物輸出の主な品目だった。indocafe.gob.doL1
1989 年に国際コーヒー協定の経済条項が停止して価格が需給で決まるようになり、価格の不安定は 1994/95 年まで続き、その後ブロカの発生で生産量と品質が落ちた。indocafe.gob.doL1
日本のドミニカ共和国産コーヒー生豆の輸入量は、2020 年 91.7 トン、2021 年 134.9 トン、2022 年 103.0 トン、2023 年 83.4 トン、2024 年 61.1 トン、2025 年 144.8 トンだった。coffee.ajca.or.jpL1
ドミニカ共和国の原産地呼称は、2000 年 5 月 8 日の産業財産法(法律 20-00)と、2001 年 6 月 1 日の施行規則 599-01 が定めている。assets.publishing.service.gov.ukL1
原産地呼称 Café de Valdesia の地理的範囲は、サンクリストバル・ペラビア・オコア 3 県の 13 市町で、範囲全体の面積は 288,148.45ha である。assets.publishing.service.gov.ukL1
Café de Valdesia の生豆の基準は、スクリーン 17 以上が重量の 75% 以上、密度 675g/L 以上、水分 10.0〜11.5%、欠点 350g あたり 22 以下、カップ 75 点以上である。assets.publishing.service.gov.ukL1
Café de Valdesia の申請団体は南部地域コーヒー生産者連合(FEDECARES)で、名称とロゴは EU の旧 OHIM に共同体商標として登録されている。assets.publishing.service.gov.ukL1

百科

位置と産地

ドミニカ共和国のコーヒー農園は、中央山脈、北部山脈、ネイバ山脈、バオルコ山脈の4つの山系に分布する。中央・南部の農業地域が栽培面積の44%(5万1635ha)と農園数の37%を占め、サンクリストバル・ペラビア・オコア・アスア・サンフアン・エリアスピーニャの各県にある(2010年)。

産地の区分には、バラオナ、アスア、バニ、オコア、シバオ、シバオ・アルトゥーラがある。農園の標高は、28%が800m超、54%が600〜800m、18%が600m未満にある。

原産地呼称

ドミニカ共和国の原産地呼称は、2000年5月8日の産業財産法(法律20-00)と、2001年6月1日の施行規則599-01が定めている。

原産地呼称「Café Barahona」の生産地帯は、エンリキージョ地域のペデルナレス、バラオナ、バオルコ、インデペンデンシアの4県とされる。標高は500〜1,500mとされ、区域182,666haのうちコーヒー栽培は約24,358ha(13.3%)である。

原産地呼称Café de Valdesiaの栽培地は、サンクリストバル・ペラビア・オコア3県のうち標高600〜1,300mの地域で、コーヒー栽培面積は約22,276haである。地理的範囲は3県の13市町で、範囲全体の面積は288,148.45haである。栽培地の年平均気温は20.5℃、年降水量は約1,500mmで、国内の他のコーヒー産地よりも雨が少ない。

Café de Valdesiaの仕様は、ティピカとカトゥーラの2品種を日陰で育て、湿式で精製したものに限ると定める。生豆の基準は、スクリーン17以上が重量の75%以上、密度675g/L以上、水分10.0〜11.5%、欠点350gあたり22以下、カップ75点以上である。申請団体は南部地域コーヒー生産者連合(FEDECARES)で、名称とロゴはEUの旧OHIMに共同体商標として登録されている。

生産と品種

ドミニカ共和国のコーヒーはすべてアラビカ種で、品種はカトゥーラ、カティモール、ティピカが日陰栽培で育てられ、作業はすべて手作業で行われる。米国農務省の推計でも、2025/26年度の生産量は12.5万袋(60kg袋)で、すべてアラビカとされる。

エンリキージョ地域(バラオナ)の栽培面積はティピカが86.83%、カトゥーラが13.17%で、植栽の62.27%が樹齢25年超だった(2007-08年収穫期の調査)。国全体では、コーヒー植栽は74%が樹齢60年超、26%が25年未満で、栽培者の数も大きく減っている。

生産量の推移

ドミニカ共和国のコーヒー生産量は、2012年の59.5万キンタルから2018年の40.6万キンタルへ26%減った。栽培面積は、2003年の250万タレアから2020年の120万タレアへ減った。

米国農務省の推計では、生産量は1990/91年度67.2万袋、2012/13年度47.5万袋、2013/14年度27.5万袋、2017/18年度12.5万袋と減った。国内消費は2012/13年度の43.9万袋から2017/18年度の11.2万袋へ減り、2025/26年度は11万袋、豆の輸出は1.5万袋だった。

2014〜2019年の6年間に、コーヒーの輸入額は2億3,360万ドル、輸出額は6,090万ドルだった。

病害虫

ドミニカ共和国のコーヒーで生産・品質に最も影響した病害虫はさび病とコーヒー果実穿孔虫(ブロカ)で、2018年に害虫の監視と防除を話し合う専門家会合が設けられ、さび病の発生予測モデルの具体化などが進められた。

2014年のFAOのさび病対策事業(中米諸国とドミニカ共和国が対象)で、ドミニカ共和国がさび病の早期警戒システムを最初に導入した国とされる。

制度と組織

ドミニカ共和国のコーヒー公社INDOCAFEは2017年12月5日の法律第246-17号で創設され、農業省に属する分権的な公的機関で、コーヒー生産の規制と発展の政策を担う。

歴史

スペイン領サントドミンゴにコーヒーの木が入ったのは1735年ごろとされ、バオルコ山脈のパンソの丘に植えられたという。1869〜1915年には、コーヒー・サトウキビ・タバコ・カカオが農産物輸出の主な品目だった。

1989年に国際コーヒー協定の経済条項が停止して価格が需給で決まるようになり、価格の不安定は1994/95年まで続き、その後ブロカの発生で生産量と品質が落ちた。

数字の読み方

この国の数字は、単位と年の区切りが資料ごとに異なる。生産量は、キンタル(2012年・2018年)で示す資料と、60kg袋・年度(1990/91年度〜2025/26年度)で示す資料がある。栽培面積はha(原産地呼称の範囲)とタレア(2003年・2020年。国全体)の2つの単位で示される。標高や樹齢の分布は2020年の資料の数字で、原産地呼称ごとの数字(Café Barahonaは2010年、Café de Valdesiaは2015年)とは範囲が異なる。

日本との取引

日本のドミニカ共和国産コーヒー生豆の輸入量は、2020年91.7トン、2021年134.9トン、2022年103.0トン、2023年83.4トン、2024年61.1トン、2025年144.8トンだった。

買い方の手引き

棚での見え方

2026年10月2日時点の観測では、ドミニカ共和国産は19件・10店です。内訳は生豆10件、焙煎豆7件、焙煎サービス2件で、100gあたりの中央値は焙煎豆1,493円、生豆450円でした。精製の欄に値があるのはナチュラル5件、ハニー1件で、店の説明文に出る風味の系統は、熱帯の果実、ベリー、ドライフルーツ、ナッツが各1件です。

商品名の産地欄は「ドミニカ」が主で、「ドミニカ共和国」と書く例は少数です。「Dominica」と綴る商品名もあります。産地名の後に地名(バラオナ、ハラバコア、ピコ・ドゥアルテ)が続く形が目立ち、その後に等級記号(AA)や精製法(ナチュラル、ブラックハニー)、「ワイニー」のような精製の呼び名が並びます。生豆は2kg・10kg(5kg×2)・500gなど複数の容量が1つの商品名に連なる例があり、「送料無料」などの注記が長く続く商品名もあります。

日本の輸入統計では、ドミニカ共和国産のコーヒー生豆は2020年の91.7トンから2025年の144.8トンの間で、年によって61.1〜144.8トンの幅で動いています。

観測

コピチャ観測所が公開情報から機械収集した商品のうち、この項目に一致するもの。価格は在庫ありの行の最安 100g 換算。

精製の内訳

ナチュラル6ハニー1

規格別の相場(生豆・商社規格が読める銘柄だけ)

規格銘柄店100g 中央値
ドミニカ共和国 AA43¥394ボードで見る →

観測した商品

19銘柄 / 9店 / 在庫あり 11 / 100g中央値 ¥1,206

生豆本舗ドミニカ AA バラオナ¥351 /100g在庫あり2026-10-19